ジャンクワードの森:「インタレストマッチと広告の未来」ブロガーミーティングに参加しました

2008-08-31

「インタレストマッチと広告の未来」ブロガーミーティングに参加しました

ちょっと遅くなりましたが、8月28日に開催されるたアジャイルメディア主催の「インタレストマッチと広告の未来」ブロガーミーティングに予定通り参加してきました。
「インタレストマッチと広告の未来」ブロガーミーティング

今回のブロガーミーティングの主題は2つで、ひとつは表題にもある「インタレストマッチ」について、もうひとつがそのインタレストマッチの配信が予定されている「アドパートナー」についてでした。

プレゼンの中ではYahoo!の成り立ちや小ネタなどもあって、それはそれで面白かったのですが、話がそれるので主題になったところを中心に。


インタレストマッチのご紹介

そもそもインタレストマッチとは何?


日本語にすると「興味関心連動型広告」と訳され、「現在」「過去」「直近」のユーザーの興味から総合的に判断して広告を配信する仕組みのこと。
インタレストマッチの位置づけ

今までの広告は配信側が内容を決めるものだったのが、よりユーザーニーズに近い広告が配信される可能性が高くなると考えられます。

→広告が変動するものに「コンテンツ連動型」がありますが、これはWebサイトの内容に合わせて変動するものなので、配信側が決めているといえます。

インタレストマッチの生まれた背景


インターネット利用時間のうち「検索」に使われるのは6%しかなく、残りの時間は「閲覧」に使われている(数値はともかく当然の結果)。その閲覧に使われている時間にうまく広告配信をする仕組みが欲しい。
ヤフーにおける利用時間の内訳

この辺はYahoo!なりオーバチュアなりの視点での発想なので、一般ユーザーがどこまで広告を必要と考えているかは不明です。

インタレストマッチの技術


興味関心といっても、実際どれくらいの精度で収集できるかがポイントですが、オーバチュア的には次の4ステップの技術を使っているそうです。

1、より詳細にコンテンツを分析できる仕組みを開発
2、過去そのユーザーが見ていたコンテンツを考慮
3、そのページにたどり着いた経緯
4、ページごとにどの情報を重視するかを最適化

とはいっても、現状でユーザーの利用動向を知る手立ては、パソコンに保存される「Cookie」しかないので、会社での情報を家に持ち越すことはできません。今後は他の要素(Yahoo!IDとか)を使った方法もありえると思いますが、まだまだでしょうね。

インタレストマッチの問題点


質疑応答であったのですが、やっぱり気になるのはプライバシーの侵害について。ネットの閲覧から個人の趣味趣向がわかってしまうのはちょっと気持ちが悪いと考えるのが普通だと思います。

Amazonのお勧めなんかと比較していましたが、Amazonの場合は同一サイト内での購入や閲覧の履歴を参考にしているので、閲覧者としては理解できる範囲かもしれませんが、インタレストマッチの場合はサイトを横断してくるのが気になる点ですね。

→インタレストマッチはあくまで広告として配信されるので、ひとつのサイトで完結しないと考えていいと思います。

『それほど深い情報を取っていないので、心配はない』と回答をもらいましたが、それだと広告の精度が下がってしまうなど別の問題も出てくるでしょうから、その辺のバランスが大事なのかな〜と感じますね。

インタレストマッチが目指す世界

ここまでがインタレストマッチについてです、この後は「アドパートナー」について

アドパートナーのご紹介

アドパートナーって何?


サイトへ広告を配信して報酬をもらえるサービスで、率直に書くと「Google Adsense」のYahoo!版というところ。
アドパートナーとは

アドパートナーへの登録方法


Yahoo! JAPAN IDと広告を掲載できるサイトを持っていれば登録可能、、、ということになっていますが、ちゃんと審査をするので公序良俗に反するサイトの登録はできません。
あと、次で書きますが、登録へのステップがちょっと多くてわかりにくいのが難点です。

アドパートナーで気になったところ


ここは当日のプレゼンに加え、自宅に帰ってから実際にアドパートナーに申し込んだ上での内容になります。

・登録方法がわかりにくい
・登録ステップが多い
・審査に時間がかかる
・審査のためにタグを貼る必要がある
・広告内容がしょぼい
 (このページの右上に表示しているのがその広告です)

個々の内容はスペースがないので、割愛しますがはっきり書くと使いにくいサービスだと思います。



インタレストマッチとアドパートナーについてのディスカッション


ブロガーミーティングの締めとして(懇親会もありますが)行われたのが、インタレストマッチとアドパートナーについてのディスカッションで、課題としては「アドパートナーをどう広めるか」でした。

6つの班に分かれてのグループディスカッションでしたが、トータルで言ってもっと告知せなあかんというのが、結論になったと思います。
アイデア

Yahoo!グループのサービスでありながら、Yahoo!のトップにリンクがなかったり、告知が甘かったり、しまいにはYahoo!ブログで使えないなど改善の余地はいくらでもある印象でした。


「インタレストマッチと広告の未来」ブロガーミーティングまとめ


インタレストマッチについては、正直まだ新しくて挙動も見えないので、どうなっていくのかわからないところが多いのですが、広告の個別配信はいずれやってくる(=マスの限界)ものなので、色々なトライがあってもいいと思います。

ただそこに技術論とか、広告主側の論理だけでなくユーザーへの配慮もしっかりと行っていって欲しいと感じました。

アドパートナーについては、先行しているサービスがあるだけに違いだったり利便性を出していかないといけない所ですが、どうもその辺が弱くて各方面のパワーバランスが悪いような感じがします(縦割りって表現があっているかも)。

でも、技術とか営業力とか決して劣っているわけではないので、歯車がかみ合っていい方向に向けば一気にブレイクするような予感もありますし、広告を出したりしている立場としてはそうなって、収入が増えたりすると嬉しくもあります。

今後の動向には注目していこうと思います。



Posted by yuji at Sunday

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