[ BOOKS ]
2006-01-06
オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える
時には辛辣に、時にはウィット富んだ発言と、その発言に注目が集まっているオシム監督の「言葉」と題されてた本なだけに、どれほど「言葉」が詰まっているか興味があったのですが、内容を一言でいうと「オシム監督が話していることのバックボーンを探る」ものでした。
そのため、ジェフ千葉にきてからのものではなく、オシム監督が選手としてのスタートした時から今に至る「歴史」を紐解く形で構成され、その時々に誰に、どのような背景で「言葉」を発したのかがよくわかるようになっています。
正直「言葉」が箇条書きになっている辞典的なものを想像していたので、驚きましたが箇条書きでは伝わらない臨場感があり、その「言葉」の重さを感じることができました。
サッカーの監督の本ということで、サッカーファンは興味を持つと思いますが、オシム監督の「言葉」はサッカーにとどまらず、人生そのものにつながるものが多いので、サッカーファン以外の人にもお勧めです。
■オシム監督のもとで成長し、代表にも選ばれたジェフ千葉の巻選手も勧めています
ONE FOR ALL 〜巻誠一郎のブログ〜:買っちゃいました!
また、オシム監督が選手として優秀だったこと、そしてあのバルカン半島で起こった悲劇の時にユーゴスラビア(当時)の監督をしていたことなど、知らないことが多くありました。(もしかすると結構有名だったのかもorz)
※バルカン半島起きた悲劇を選手の立場で体験したストイコビッチの話も読みたいですね。
悪者見参―ユーゴスラビアサッカー戦記
誇り―ドラガン・ストイコビッチの軌跡
ワールドカップの年なだけに、政治に翻弄されつつ自分のサッカーを貫いたオシム監督の「言葉」は非常に重たいだと思います。もう2度とあの悲劇を繰り返さないことを祈ります。
- オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える
- 発売元: 集英社インターナショナル
- 価格: ¥ 1,680
- 発売日: 2005/12
トラックバックメモ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミューズとソフィア:『オシムの言葉』
The Show Must Go On:「オシムの言葉」(木村元彦)
見物人の論理:木村元彦『オシムの言葉』(集英社インターナショナル)
自分残思徒然:言葉がもっと深くなる……「オシムの言葉」(木村元彦著)
Posted by yuji at Friday

